2016年5月19日木曜日

2016/05/18 柚子山に行ってきました。

日々、あれこれある農作業。
生姜の草引き、文旦の圃場の草刈、お米を育てて、作った農産物を売ったり、
パソコンでメールの対応したり、営業したり、出荷したり。。。。
空の下の農業は、一次産業にとどまる事なく、生産から販売まで全てをするスタイルです。

事実、農協に収めるスタイルでは自然農法の作物では割合わないから、
農協に収めるくらいなら、直売でもっと安く消費者に売ったほうがいい。。って思う空の下なので、
とどのつまりが全部をやることになるのです。

そんな日々で、柚子の栽培をほぼ小田々さんに任せっぱなし。
それでも昨日、ようやく時間が出来たので、一緒に柚子山に行ってきました。
これから収穫までに時期は出来るだけ一緒に行くようにしたいです。
約80aの圃場を一人でするのはとっても大変。人数が多ければ多いほど楽ですからね。


                          柚子の花。。


満開でしょ。
昨年、5年以上ほったらかしだった柚子山の栽培管理を始めた当初は、
伸び放題の枝にツルが絡み放題で、御蔭で日も当たらず、息苦しい感じだったけど、
この一年ですっかり蘇りつつあります。
多分、周辺農家さんもびっくり!な勢いなんじゃないかな。

ここの圃場は、標高300mの山の頂上にあり、見晴らし抜群!
直ぐしたには沢水が流れ、蕗やユキノシタ、みょうがなどが普通の生活空間にひっそり、
しかし、堂々と茂っています。


沢水が流れる。
奥に群生しているのがユキノシタ。
手前がみょうが、、でユキノシタの下には蕗。
凄いでしょ。水は雑味がなくてとてもクリアーな美味しさなんです。
こんなに素敵なところなのに、住んでいるのはおじいさんとおばあさんだけ。


柚子山から帰ろうと車を走らせた直後に、
石垣に生えている草を引いているおばあさんが居たの。

「凄い!石垣の草を引くなんて、写真撮りたいな」

おだたさんに言ったら、

「いっってきいや、豊さんの知り合いですって言ったら喜ぶき」

と言われて、早速車を降りて行きました。
御年90歳。

「何もせんでもいられんし、今日はそこのお寺さんの草引きしよった」

向かいにお坊さんのいない寺があるんです。そこの草引きをしてたんだって。
坊さんの捨てた寺のね。阿弥陀如来が今も鎮座してるんだって。

「腰が曲がって、高いところは危ないきぃ、低いところの草ばぁ引きよった」

ほんと、凄い!
(低いところといっても、ちゃっかり石垣に登って草引いているという(^^;)
低いに定義が違うのねww)

草がなんたらとか、かんたらとかは、もうどうでもいいんですよ。
私が感動するのは、90歳のおばあさんの一生がこの風景を作っていて、
今も尚、作り続けられているということなんです。

胸がじーーーんとしてきちゃう。

こんなに美しく豊かな風景を現代の日本人の殆どが捨ててるんですよね。
そう、既に捨てているの。このおばあさんだけが、この風景を作っているんだ。
何が一票の格差だって、、思っちゃう。

 
 
その昔、ここは棚田が美しい村でした。
今は、そのほとんどが畑になっています。

この日は、傾斜地の草刈で相当に疲れた。
このような仕事を率先してする人は、ほぼいないだろう。

「なんでこんなに豊かな、、動物が生きていくのに十分すぎる環境があるのに、
なんで、過疎なんだ」って、

「どうしたら、この地に人が住み続けられるのか?」
と、帰路ずっと考えていました。

でもね、もう分かっているのよ。
どうしたらいいかも分かってる。。だからやるだけなんです。

本気で何かを達成したいとき、人は無口になるよねって、
車中で話したんだ。。話している暇があったら、草引きを少しでもした方がマシ。
人生を楽しみたいなら、少しでも草引きしたほうがマシ。
そして、実りの季節を迎える事ができるんだから。

この柚子の木に実がなるように、
私も想像の果実を確実に実らせて生きたいです。


 
 
 
 
 
 

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