2015年8月25日火曜日

『空の下』的概念をシェアして頂きたいと思います。

久しぶりにblogを書こうと思い立ちました。
近頃は、何かを論ずるよりも先ずは前に進む事に専念してきたという事と、
余りにも多様な出来事が次から次へと起きる日常に在って、
それらを総括するに至っていなかったという事で、blogが書けませんでした。

そんな近頃でしたが、今日は書きたいことが一つ纏まったので書こうと思います。

私はこの三年間、無農薬で無化学肥料の生姜を作り、生計を立てる事に専念してきました。
なぜこのような事をしているのかと言えば、

一つ、農薬で地球を汚さない為。
一つ、農薬で人体を汚さない為
一つ、農薬で農村文化を無くさない為
一つ、化学肥料で農作作物を工業製品にしない為
一つ、化学肥料で人体の免疫機能を劣化させない為
一つ、化学肥料で食物本来の旨みを無くさない為
一つ、化学肥料で人が自然循環から離脱しない為

一つ、低所得者から高所得者に至るまでのすべての人が、
    豊かな食生活の基で子孫を生み育てる事が出来る為

これらの為に、農薬や化学肥料を使わないで安定的に農作物を全国民に供給できるところまで、
自然農、自然栽培、自然農法、有機無農薬の農作物を普及させる必要があるとの考えを実行、実践する為にこの三年間、農業に従事してきました。

農薬と化学肥料を使わない農法でも一家を養うだけの所得が得られる事を証明しなければ、
慣行農法を越える事は出来ません。
しかし、理想に向かって邁進できる人は、極一部です。それこそ1%の人だ。
1%を100%にするためには、ある程度のマニュアル化が必要です。
更には、マニュアル化する為には、先行するモデルが必要です。
今、『空の下』では、そのモデル作りに励んでいるという事なのです。

モデルが完成した後には、モデルをシェアします。
細胞分裂のようなイメージですね。
飽和仕掛けた段階で、雇用を増員させるのではなく、
独立採算で分裂していくイメージです。
その為に、二世帯分の所得を獲得する事が当面の課題です。
これが確立すれば、あとは分裂し続ければよい。
大手農業団体や、大手企業のような抱え込むスタイルで、
一つ企業は肥大化する時代ではないと考えます。
ある意味、現代に大きく逆行した考え方ですが、私はそのように考えます。

農業は商業に埋没してはならないけれども、商業を忘れてはならない。
農作物を商品としたところに農業があると考える『空の下』が、
イメージする農商業とはどのようなものなのかと言えば、
「具体的な食の提案」という事になろうかと思います。

『空の下』の生姜、柚子、文旦、ぽんかんをはじめとする農作物を手にしてもらって、
食べてもらって、「美味しい」と思われたなら、皆さんの食卓でご活用いただきたい。
農作物をシェアします。そして、その中で、「わたしも生産者側になろう」と思われた方には、
栽培方法をシェアしますよ。。という事です。

ずっと考えていました。
世論では、「安全安心な農作物を手にすることが出来て、貨幣経済から脱却するには、
自給自足しかない」という論調もありますね。
もちろん、自給自足できる人は是非そうして頂きたいし、それはとても素晴らしい事です。
しかし、誰でもがそれを出来るわけではないのも事実でしょう。
餅は餅屋という事があるわけです。だからこそ、極まる部分もありわけですからね。
どちらかに偏る必要はなく、どちらに対してもシェア出来るほうが『空の下』的なのですよ。

長くなりましたが、『空の下』の考える農業とは、具体的に「食」を提案する事です。
皆さんの想像を超えて「美味しい」を知っていただく事。
それと同時に「皆さんにも作れますよ」と提案する事なのです。

皆さんの食生活が、豊かな大地の恵みで満たされますように、
そして、その大地を耕す同士が増えますように。

どうか皆様にも、『空の下』的概念をシェアして頂きたいと思います。