2015年5月3日日曜日

福一由来の放射能から逃れたい人達へ

太平洋から朝陽が昇り、
徐々に明るくなるのが朝5時過ぎ。

布団が大好きな私は、
布団に後ろ髪を引かれながらも、
今日の日に登場しなければと、
寝床から外に出ます。

潤った空気の中に差し込む朝陽と
サラウンドで聞こえる鳥の声が
とっても気持ち良くて。。。ね。

~~~~~~『福一の放射能被害から逃れたいご家族を受け入れます』~~~~~~~~~

受け入れ期間    : いつでも 

受け入れ最長期間  : ・一カ月(更新は可能です)

               ・滞在日数は予め伝えて下さい。

受け入れ人数    : ・現時点では限定していません。
               お問い合わせの件数や内容によって、その都度、検討していきます。

間借り料       : 一家族一日1000円
              *間借り期間中、保険証、住民票など
               身元を証明する書類のコピーをご提出ください。
              *長期間間借りする場合は、話し合いの上決めさせていただきます。

設備内容       : ・約12畳ほどの離れをご利用ください。

               ・布団は用意します。
               (シュラフやタオルケット、シーツなどご持参いただけると助かります。
            
               ・台所、トイレ(ぼっとん便所)、お風呂、洗濯機、などなど、共有)

注意事項       : ・期間中の事故などは一切責任を持ちません。
               ・すべて自己責任でお願い致します。

その他        : 堅苦しい気遣いは不要です。
              日常の中で不具合が生じた時には、その都度話し合い
              お互いに楽しく時を過ごせるように、協力出来る方に
              限らせていただきます。
            
お薦めする持ち物   : 夏→水着、ゴーグル、
              オールシーズン→釣り道具    

*その他、お気づきの点や、ご不明な点、ご要望などございましたら、
 ご遠慮なくお問い合わせ下さい。

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今回、空の下では、福一の放射能から逃れたいご家族を、
水道光熱費のみで受け入れていく事に致しました。
これについては、私が高知に移住してきた当初から、ずっと思っていたことですが、
四年掛けて漸くその環境が出来てきました。

福島の原発事故後から4年経った今、当初想定されていた最悪の事態が
時間とともに現実になっているようで、新たに西へ移動を始めた人たちもいるようです。
私の知らない所で、日々、様々な葛藤を抱えている方や、既に理不尽な秩序の中にいて、
目の前に辛い出来事を抱えている方もいらっしゃるのではないかと。。

場所を変える事で何かが変わるのであれば、それは、空の下でもフォローできますよ。
立ち位置を変える事で、見えてくる道もあると思うので、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。


ここで、私の経歴を少し話しますね。

2011年の3月17日に当時住んでいた東京都小金井市を出て、
子供三人を連れて高知県に避難しました。
原発事故の直後に動いたのですが、先ずは行き先を探すのに悩みましたね。

震災直後でしたから、アンテナを立てている人も多くいましたけれど、
それでも、いざ非難するとなると難しかったですね。
京都に住んでいる旧友に受け入れてもらえないかと連絡をしたのですが、

「大丈夫じゃない?」と言われた時にはショックでしたよ。
「いざとなると人間こんなものか」ってね。

ご家庭にも事情がありますからね、仕方ない事ですが、
いずれにせよ、日常を変えるという事は、原発事故をしても中々出来ないという事ですよね。

平常時バイアスを掛けて、自分を護ろうとする、謂わば生きる知恵でもありますからね。
私も何度もバイアスを掛けてみましたよ。10往復位しましたかね(笑)
それでも、これは変だ、異常事態だと、最悪の事態を想定して動いたのです。

当時私は5人家族でした。
当時のパートナーは3月15日にミャンマーに仕入れに行くことになっていて、
(当時は、石をネットで売って生計を立てていました)
兎に角、状況をちゃんと判断して、必要であれば必ず避難しろ!という事で、
ミャンマーに行く前に、高知県に住む彼の友人二人の連絡先を置いて行っていました。

いよいよ、これは移動した方が賢明だと判断して、翌日に車に当面の食糧、
仕事道具、子供を載せて東京を出ました。
子供には、「ちょっと旅行がてら行こう」って、半ばだましですね(^^)
それでも、出たほうが良いと思ったから。

はじめに高知市内に住む彼の友人の家にお世話になりました。
本当に親切な方々で、私と子供三人を受け入れてくれて、有り難い事でしたが、
その家には一晩しか入れなかったの。
なぜかと言うと、お客さんでいる事に疲れてしまったから。

気を使ってもらって本当にありがたい事なのですが、
気を使われると、こっちも気を使わないとイケなくなってしまってね。

翌日、もう一人の友人の住む中土佐町に移動。
その人に会うのは初めてでしたが、本当にくつろげて・・・ホッとしました。
ネットショップの運営の仕事もしなければならなかったし、
実態は、旅行のように優雅なものではなかったですからね。
ほっといてもらえる事が何よりのサービスだったのね。
結局、二週間間借りして、そのまま中土佐に住み着いたというわけです。

2011年の夏にも一度、夏休み期間中の小学校の校舎を利用して、
mirainomeという名前で夏季疎開を主催したことがあります。

寝床、台所、お風呂、車を用意してあげて、あとはお好きにどうぞ!というスタイル。
ご利用の皆さんはとても満足されていて、開催してよかったな。。と思いましたけどね。
でも、このスタイルも長く続けられないな。。と直ぐに思ったのね。
なぜかと言うと、やはりそこに生活がなかったからなの。

なんでもそうだと思うのだけれど、生活を離れて何かをするって大変な事よね。
子供をもって家族を養っていると本当にそう思う。

「受け入れてくれる先があるから動ける」

本当にそうなの。
受け入れてくれる友達がいたから東京から高知へ動けた。
もし、それが無かったら・・・って思ったら。。。ね。
そういう場所を安定的に、且つ、発展的に作る事を最優先したほうが良いなと思った。

生活を離れて何かをするほどの余裕は私にはないのですよ。

今って、何かをしようとする時に、前段階で疲れちゃうのよね。
社会の意識と民間の意識にも差があるし、公的機関を使うとそれだけで大仕事で、
目的にたどり着くまでに、時間と労力を相当使うことになってしまって大変。

だから先ずは、自分の生活基盤を整えて、整った日常の延長線上で誰かを
受け入れる事が出来て、出来ればその先の未来が見えるような
そんな環境を造る事に専念する事にしたのです。
その方が確実だなってね。
私の想いが変わらなければ良いだけの事だから。

それから三年経ったのかな。。
ぼちぼちだけど、その道進んでます。
そして、ようやく作る事が出来た。
まだ、作り上げてはいないけれどね。
日々は変化していくもので、様々な出会いの中で構築される
世界を含んだ「空の下」ですから、このペースでいいのです。

空の下は誰のものでもない、この場所と暮らしを大切に出来る人が使えばいいのです。
私にこの土地を譲ってくれた人も、そう思っていると思います。

現在、空の下には、私、中一の娘、雌犬一匹、鶏二羽、空の下の農作業を一緒にしてくれるスタッフ一人がいます。

中一の娘は吹奏楽部に入っていて、休みの日も部活。
とっても素直で生意気でオチャッメでお洒落な女の子です。
今回、空の下で「これこれしかじかの事をするからいい?」
と言ったら「おk」してくれた(^^)

雌犬の名前はリンゴ。敷地内で放し飼いをしているので、
犬のダメな人は残念だけど、受け入れられません。
とても賢い犬で、猿を追い払う仕事をしてくれています。
田んぼにいくのも、畑に行くのも一緒なんだけど、
たまに行きたくないときがあるみたいで、その時はどこかに隠れるという。。
元々、猟犬の血が入っているみたいで、小動物を見ると噛みついて殺します(--)
モグラにもワンワン吠えています。蛇にも吠えている。。。
強そうで情けなーーーいところのある美人な犬よ。

鶏二羽。。烏骨鶏です。
つがいなんだけど、すっごく仲のいい二羽なの。
いつも寄り添っていて、餌をあげるとオスがメスに先に食べさせるのよ。
なんともまー素敵なカップルなの。
本当は放し飼いしたいところなんだけど、
リンゴがいるからね(^^;)殺しちゃう。

あと、30年間有機農業の会社の社長をしていて、
3000人の研修員を受けた経歴を持つ、おだたゆたかさんという人がいます。
今年から空の下の農作業を一緒にやってくれていて、
兎に角なんでも出来て、大変頼りになる男性です。
特に生姜については、プロ中のプロですので、
空の下の主産物である生姜の栽培についても、
多くのレクチャーを受けています。

生姜は高知県が全国シェアナンバーワンで、
路地栽培で生計を立てられる唯一の農作物と言っても
過言ではありませんので、生姜栽培に関心のある方がいらしたら、
いろいろ教えてもらうといいと思います。
現在、東京に在住で、居るときと居ないときがありますが、
彼がいろいろ手伝ってくれるおかげで、
今回のような受け入れも出来るようになりました。

今住んでいる末娘の他に子供が二人いて、
長男は独立して高知市内で暮らしています。
長女は高知市内の高校に下宿して通っています。

こんなメンバーとなっております。

福一の事故後、収束するには程遠いい状況ですね。
新たな問題も浮上してきていて、心身ともに疲れている方がいるのではないでしょうか。
様々な事情で、放射能の被害を受けながらも
どうする事も出来ないでいる方も少なくないと思います。

ただ、そこに居て、ご家族で穏やかに時を過ごしたい思っている人であれば、
空の下で楽しんでもらえるのではないかな。

車を5分走らせば、漁師町があって、美味しい魚が食べれます。
車を3分走らせば、黒潮本陣と言う海の見える露天風呂がある温泉があります。
敷地に隣接して海があるので引き潮の時に貝が採れます。
空には満点の星空。
鳥の鳴き声。

何もなくて、静かな壺のような場所ですが、自然は大変賑やかです。

欲張らず、でも、ほんとうに護りたい者、守りたいものを大切にして生きている皆さんへ。

時間は何にも変える事の出来ない未来を育てる栄養です。
どうぞ、未来に後悔が残らないように、
今、目の前にある未来を大切に育てていきましょうね。

本当に何も出来ない空の下なのですが、
こんな空の下で良ければ、是非ご活用ください。