2013年9月7日土曜日

稲狩り終了と脱穀終了。

8月21日をもって、無事稲刈りが終了しました。
終了時間夕方6時。
この日の人手は、

(午前中)大人5人、中学生1人、高校生一人。
(午後) 大人4人。

みんなきつかったと思うけど、協力ありがとう。
相当頑張ってくれたと思う。
全てをガードレールに干して終了。



刈り取った当日の稲 ↑





一日たった稲 ↑

この後、30日の金曜日までは晴れが続いたのですが、週末から台風の影響で雨が9月の4日まで続きました。念のため、切り口にビニールを被せておいたので、濡れること自体には心配はなかったのですが、あまり放置しておくのはいいものではありません。本当なら、31日に脱穀が出来る状態にあった稲でしたが、不安と辛抱の時が数日間つづきました。

台風の影響をどう受けているのか?稲の状態が心配でしたので、4日の朝、稲の状態を翌日の備えて整えておりました。
稲に合うまでは不安が大きかったのですが、稲に触れていると次第に気持ちが落ち着いてきたのです。
なぜなら、この雨の中にあって、しっかりとその粒を保っている生気の感じる稲がいたからです。中の方をめくって見てみると、中は濡れていないんですね。
それを見たとき、昔の茅葺屋根の原理が理解できました。そして、何段にも重ねて作られる、稲木の原理原則が理解できたのです。
何段にも重ねることで、雨から稲全体を守る役割があったんですね。
ですので、本当は、最上段には、前年に脱穀し終えた藁の傘を被せるのが最もいい方法なんです。勉強させられています(感謝、感謝)

それで、そんな作業をしていたら、なんだか、この台風も乗り越えられる気がしてきて。。。。やっぱり、一粒の種籾から育てただけあって、稲の状態が手に取るように分かるんですね。心が通じるんですよ。

ただ、一つある大反省は、30日の金曜日に脱穀するべきだったという事です。
この日にして要れば、台風に合うことはなかったんです。
瞬時に状況を判断して実行することの大切さを痛感させられる出来事でした。

天気予報では、4日、5日と大雨強風が予想されていましたので、4日の日は、雨でも何のその!稲や生姜を台風から守るために雨にぬれぬれ奮闘していました。
(生姜については、また後ほどのブログで。。大変だったの。。ぐわーーーーっという出来事があってさーー(^^;))
稲刈りを一緒にしてくれた先輩も心配してくれていたのですが、
要約、乗り越えられそうなところまで作業が進んだ頃、

(あれれ??)

(なんだか空が晴れて来てるよ??)

どうしたことか、台風ちゃんが進路を変えたみたい。ラッキー!
不安に負けないで頑張ってよかったわ。

そんなことで、すべての作業が終わり、安心して美味しくビールを飲むことができたのでした。

翌朝。
脱穀をお願いしていた笹場のおじさんから電話が。

「今日の夕方に脱穀したらどうやろ?」

と。

私は、昨日まで雨が降っていたので、てっきり今日一日おいて翌日脱穀かと思っていたのでしたが、おじさんからの電話を受けて、ついこないだ失敗したことを思い出し、

(期は逃してはいけない、人の声は天の声)

との見込み、即刻実行することにしました。
お蔭で、5日に脱穀、6日の午前中にもう一度天日に干して、万事終了することが出来ました。6日は2時過ぎから曇りだしたので、結果的にジャストタイミングで事がなせたのでした。
もし、6日に脱穀をしていたら、7日の今日は朝から曇りなので、天日に干すことが出来なくて、すっきり追われなかったと思う。
農業は、気づきに忠実にしなければいけない。これが出来るかできないかは才能なんだと思いました。本当に農業は深い。。

そんなことで、最後の感想が終わったので、袋にお米を戻しておりました。
片手鍋でお米を救って袋に詰めながら思ったこと。

(僅か1キロの種籾がこんなにたくさんになった~)


            


 
 
 
ちゃんと計ってはいないけど、多分180キロはあると思う。
今年は、一本植えだったので、始めてにして上等だと思っています。
 
2月 田んぼと水苗代の草刈開始

3月 水苗代の準備
 

   種籾の準備

   田んぼの準備 (畦や周りの整備)

4月 苗の育成(種籾撒き、トンネルつくり etc)

   田んぼに米ぬか、油粕を撒く (畦の確認、修正)

5月 田植え(18日)

 
6月 草刈(手作業)

8月 稲刈り(20日、21日)

9月 脱穀(5日) 最後に一日さらに干して終了(6日)

約7か月の月日をかけてお米は作られました。

始めてお米を作るに当たっては、それ以前の準備がとっても重要です。
それは、田んぼを貸してくれる人脈と環境を作ることがとても大切なんです。
庭での自家菜園なら、そんなものなくても
キュウリやトマトなど作ることは出来るでしょう。
でも、お米作りは、地域の人たちの輪の中にあって、初めて出来る、
生活文化そのものなのです。
それを持つために多くの時間を費やすのが米作りなのだと思います。

実郎自体は、いたってシンプルです。
一番難しくて大切なのは、環境を作ることなのです。

今回、私は、一キロの種籾を約750円で購入。
それを一粒一粒手で撒き、愛情込めて育てました。
農薬は一切使わない、誠に自然の力だけで作ったものです。
その一キロの種籾を育てていく中で、非常に沢山の事を学びました。
私が学んだことは。


  • 真面目に学び、真面目に取り組めば、必ず助けてくれる人がいる。

  • お金を使わなくても、初期投資をしなくても、
助け合いの中でお米は作ることが出来る。

  • 掛けた時間だけの価値がお米には宿る。

  • 生命とは、時間と共に育まれ、故に強く豊かな存在となる。

  • 一キロののお米は、初心者でも200倍にすることが出来る、
安定的でもっとも利率の高い投資先である。



今回の米作りで、唯一最新の機械を使ったのが脱穀でした。
その早い事早い事。あっという間に脱穀が終わったのでした。
手作業でしていた時間は何だったのだろう。。。とおもうほど、
テクノロジーとは本当に素晴らしいものですね。
コンバインというものですが、素晴らしい機械です。
でも、この機会を買うのに何百万とお金が必要なんです。

後にも先にもこの一回きり。
私は、改めて気が付きました。

(時間とは、その物事態に他には変えられない価値がある)

先を考えると目がくらむような種籾撒きの作業や草刈。
来る日も来る日も苗代に水を入れに行く日々。
大人6人で行う田植え、稲刈り。
不安に疲れ果てたときに助けてくれる友達、先輩。
シンドイことを共にしてくれる仲間との時間。
やり遂げた達成感、爽快感。
。。。。。。沢山の感動は、時間の中にこそ存在するし、
その時間がなければ、存在し得ない掛け替えのないものなのだ。

一粒の命が100粒になる。
その生命力を私は知り得たのです。
頭ではなく、心で心が通じる事が、作物と人間との間でも出来るんですよね。
それは、ともに時間を過ごしたからに他ならない。
私の自慢のお米達です。

しかし、同時に私は、来年の事を考えます。
改善する課題はもう出ているからです。

(来年に向けての改善点)

  • 水苗代のベットの幅。

  • 畦の高さと、その周辺の整備を行う。

  • トラクターを自分で操作できるようになる。

  • 稲刈りはバインダーを使う。

本当に必要なものが何なのか?それが知りたくて、今年はお金だ解決しないやり方で行ってきましたが、その中で、農業で食べて行こうと思ったら、必ず必要だと思った機械がありました。それが、トラクターとバインダーです。

不耕起という方法があります。わたしは、この方法は大変いいと思っています。
でも、田んぼに関しては、冬季湛水が出来なければ、荒かきと代かきは必要だと思います。これを納得いくようにするには、自分でやるしかない。

バインダーは、必要です。
手で刈り取ることはもちろんできますが、とても重労働です。
加えて、稲刈りに関しては、手で刈る絶対的な必要性はありません。
田植えに関しては、手植えでする必要はあるのです。箱苗ではなく、水苗代で苗を作ろと思ったら、絶対に手で植えるしかない。水苗代で作る苗は茎が太く丈夫です。
これは、こだわっていきたい。

そうこうしていますと、人一人が作れる田んぼの広さには限界があるんですね。
限界を超えて、お米で儲けようと思ったら、どうしても、
機械化と農薬(除草剤)は切っても切れない関係になるのです。

でも、農薬は使いたくないし、農薬を使わないで作る田んぼが増えてほしい。
そして、お米本来の力が育ち、それを食べる文化を育てたいわけです。
そうです。私は、お米で儲けたいのではなくて、本当に生命力のあるお米を育て、
それを食べる文化を育て、共に育む仲間を増やしたい。
今一度、言わせてください。


  • 一キロののお米は、初心者でも100倍にすることが出来る、
安定的でもっとも利率の高い投資先である。

銀行に貯金するよりも、確実に増えるんですよ。
そして、それは自分の栄養となり、実も心も自然をも豊かにする行為なのです。

私は、最後の天日で乾燥し終わったモミのついたままのお米を袋に詰めながら思いました。

(一人で出来る量には限界がある。では、増やすために私は農薬を使い、機会を買うのか?いや、そうじゃない、それをしたら同じじゃないか、何も変わらない。
この豊かな実り、時間を守るためにはお米を作るい人を増やすしか方法はないんだ)


この後、私はHPを作って、一部お米を売る予定でいます。
二k袋をメインに考えています。
2k袋のお米を売る理由は、このお米の味を知ってほしい、
そして、違いを感じてほしいんです。
命を感じてほしいんです。

大変なぜいたく品なんですよ。
ぜいたく品は、高いです。
高いものはそんなに日常的に口に出来ないとあきらめないで、
あなたも作ればいいんです。
お金なんて沢山は必要ありません。
田んぼは沢山余っていて、ただでいいから作ってほしいと言っている地主さんは沢山います。今年一年頑張ったお蔭で認めてくれる人も増えた。
また、来年もやらせてもらいる環境は整っています。

私が作ったお米を食べて考える切っ掛けにしてほしいから、
とりあえず、味見のために2k袋から考えています。
昨日、終わったばかりで、まだ、食べていませんが、食べたら、またブログを更新します。どうか、私のブログを読んでくれているみなさん、考えてみて下さい。

このあと、まだまだ私の農作業の日々は続きます。
生姜つくりでも大変な事が起こり、ひとまず乗り越えたばかりですので、
その話もまたブログで更新します。









  

0 件のコメント:

コメントを投稿