2013年3月27日水曜日

農業生活

水苗代で苗が育っています。

初めに畦塗りの段階で上手くできなかったために、
田に水が安定的に貯まらず、毎日水の管理をしなければいけない状況。
水温は30度くらいを保ちたいので、本来は一度水を入れたら、
毎日足す必要がないほうがいい。
水を足す度に、水温が下がりますから。。。
温かい水の方がよく育つんですね。

なので、水を足すのは早朝か夕暮れ時にします。
水温が下がるときに入れないといけません。
日中水温が上がっているときに水を入れてしまうと、
折角上がった水温を下げてしまういますから。

種籾が風邪を引かないように細心の注意を払っています。
生まれたての赤ちゃんのようなものです。

わらを被せていた苗床を除いてみると、1cmほど芽が出ています。
わらを被せていなかったほうを見ると、芽は出ているのですが、
根を上手く張ることができていなくて、不安定な感じ。
これはどういうことか説明します。

本来、苗床は、畝の高さを同じにして、且つ平らに整えなければなりません。
そうしないと、同じように水がたまらず、水の管理が大変なんです。
しかし、初心者の私はそれを上手くする事ができず、
畝の高さがまちまちになってしまいました。
一つの畝は他方に比べて高くなってしまったので、
この高い畝を基準に水を貯めると、低いほうは水が深すぎてしまうんです。

そこで、私は、低いほうに水深を合わせ、高いほうには、保湿効果を狙って、わらを被せる事で、乾燥しないように試みました。
これは、川口由一さんの畑苗代のやり方を一部取り入れたものです。

しかし、低いほうに水深をあわせたと言っても、水が抜けてしまうこの田んぼ。
一定の水深を保つ事が難しく、とにかく乾かないように。。。という事を意識して結果、水深が深すぎてしまったようで、要は、種籾が水に浮いてしまって、
根を張りたくても張れない状態になってしまったんです。(ゴメンヨ。。種ちゃん)

一方。わらを被せたほうは、一度水を入れると、その水を藁がすって確保、
太陽が照りだすと、湿度が上がって水を種籾に与えてくれて。。の循環が出来ていたようです。
蓋を開けてみると、わらを被せたほうがすくすく安定して育っていました。

大急ぎで、わらを被せなかったほうにも藁をかぶせました。
(まだ生きてる。藁を被せて落ち着かせてあげよう)

そして、2日あえて彫っておく事にしました。
毎日気がかりだったんですけど、ここは種籾の生命力を信じてほっておくほうがいいと判断。
2日間晴天でした。なので、水は日に日に枯れていくよね。

三日目、田植えをする田んぼの畦寄せをしていたら、隣の田んぼの人が心配して来てくれました。
「水が乾いちゅうーで」

畦寄せのあと、見に行くと、水は乾いていて、
そして、根を張っていました。
(うん、根は貼れたんだね、頑張ったね。)
このあと、どのタイミングで藁をとるか。。。です。

資料では、2cmくらい芽が伸びた所で藁を叙情にとって行く。。。とありましたので、
2日目にとろうと思っていましたが、そこに、田んぼを貸してくれているおじさんが来て着れました。
私は、種籾の状態を見てもらいました。

そしたら、もう、藁をとったほうがええかもしれん。。とアドバイスをもらったので、
もう少し置いたほうがいいのか、迷う部分もありましたが、
もしかしたら、これは神様の声かも知れない。。。と思って、従う事にしました。
おじさんいわく、

「苗は、枯らしてはいかん、今が一番大事なときやきー。
水が深い分には芽は伸びる、けど、水がなくなってはダメやき。」

これは、絶対にはずしてはいけないポイントなんですね。
なので、根を貼れているのであれば、多少水深が深くても大丈夫なのだ。
もう、芽は1cm~早いので1.5cmには育っている。
太陽の光を当てたほうがいいとの判断で、その日の内に全部藁を取りました。
種籾を蒔いたのが14日~17日。
藁をとったのが26日です。10日前後で藁をとったことになります。

次の日の早朝、田に水を入れに行きました。
その日は高知市内に行かなければならなかったので、
一日中見ることができません。
少し深めに水を入れます。

夜9時に帰ってきました。
田の水が心配でしたので、そのまま田んぼへ行ってみると、
水はかれていません。
翌日の早朝に入れにくれば大丈夫。

とっても疲れていたんですけど、苗が育つまでの間、
あと30日ほど、毎日水の世話をしないといけません。
夜が開ける前から、気がかりで目が覚めてしまう。。
ところが今朝は雨。
私にとっては恵みの雨です。
天が水を入れてくれました。サンキュー神様。
この感覚って、農業やっているから得られるもの。
お蔭で、今日は休めます。
彫金をする日にします。

そろそろ、生姜の親芋の準備をしないといけません。
親芋を分けてもらう事になっている社長さんから電話が来ました。
無農薬で生姜を作る事に反対な様子です。
無農薬では生姜は育たないと思っているんです。
殆どの人がそう思っているんです。
でも、私は絶対の諦めません。
社長さんは何度も電話口で「無理や」といいます。
でも、私は「そうですか、では他を考えます」
とは言いません。
社長さんに親芋を分けてももらわなければ、
今年、生姜を作る事ができないからです。

23日の夜、車中でかなり長い時間話しました。
その日は、中村で「カンタティモール」という映画を見に行った帰りでした。
友人の車に揺られ、私は後部座席で疲れていました。
なぜって、その前日は、娘の学校の謝恩会で二日酔い。

飲んでいる間、ずっと地元のお世話になっている方と田んぼの話。
女が田んぼをするのって、普通に考えたら無理だと思うみたい。
「百姓をなめちゅうのんか」
と言われましたが、私は、はっきり
「なめてません」といいました。
そうじゃなくて、今、私達の世代がしなければならない事、
その覚悟があってやっていることを言葉少なく話しました。

けっして、意地悪で言っているんじゃないので、むしろ、私のことを心配して言ってくれているので、私は頑張れるんですね。
そして、誠意をもって、話をすればちゃんと分かってくれます。
そういう人たちなんです。
当たり障りのないことしか言わない現代の風潮とは違うんです。
その分、疲れることもあるけど、私は大変感謝してます。
お蔭で今の私がある。

そんな前日だったんです。

で、、、翌日は生姜の社長さんから電話で、これまた生姜で懇々と話しをしました。
結局、「応援しちゃきー、いいもんばつくりやー」といってもらえました。
私は、電話口で、頭を下げてお礼を言いました。
「いい物作れるように頑張ります」

本当にこっちの人は男気がある!いさぎよい、人情に厚い。
絶対に無農薬でいい生姜を作ります!
恩返しが出来るように。。口ではいわず、黙って返せるときが来たら返します。
それが女の流儀だ!

田んぼを貸してくれているおじさんも、私が、
「毎日気がかりで夢にも見る」
といったら、
「ん」と深くうなずいて、「ええ、ええ苗が出来る」と言ってくれました。
おじさんが知っているんですね。
稲を育てるのに、何が必要かを。。
失敗するかもしれないとも思ってくれていると思うんです。
でも、大事なものを知っていてくれているんだと思います。

この日は、友人とその息子(隼人の同級生)が手伝ってくれました。
まじ、助かった。サンキュー。

サンキュー、サンキュー皆皆さん。

ありがとうって、言えるって幸せなことだよ。
こころからそう思う。

いい物つくるぞ!


0 件のコメント:

コメントを投稿